このインタビューでは、ライカジオシステムズの新しいデジタルレベルについて、プロダクト・マネージャーのファルコ・ヘニングが説明します。なぜ特に LS15 が投資効果があるのかについて説明します。
Leica デジタルレベル LS10 と LS15 の外観はまったく同じに見えます。価格以外に、この2機種の主な違いは何ですか?
LS10 と LS15 はどちらともプレミアムクラスの整準器です。他社の同等機種製品より秀でた LS15 には、LS10 とは明確に異なる次の2つのユニークな機能を備えています:
- デジタルカメラ
- オートフォーカス機能
これらの2つの新機能により、生産性が確実に向上します。
それは興味深いですね。もう少し詳しく説明していただけますか?
はい、もちろんです。現場で一人で作業することを可能にする、ロボットによるトータルソリューションとは異なり、精密水準器では未だに現場スタッフが必要です。つまり、優れた自動機器で高速に測量作業を進めることで、現場で作業員の時間を半分に節約することができるのです。
ベルリンの Vermessungs GmbH & Co. KG 社 VLK 部 部長 トーマス・クラウゼ氏 は自身の体験について語ります:
「以前の NA3003 や DNA03 レベルでの作業と比較して、新しい Leica LS15 による水準測量は最大40パーセント高速化することが可能です。カメラビューを表示して照合したり、高速・確実なオートフォーカス機能は現場スタッフの間で評判が良いというだけでなく、測定プロセスを大幅に高速化します。
デジタルカメラやオートフォーカスのない機器を使用したの水準測量はどのようにして行われるのですか?
Leica LS10 のようなデジタルレベル、または従来のレベルのどちらでも、ユーザーは望遠鏡でスタッフを探さなければなりません。ここで合焦ツマミを使用して、望遠鏡の焦点をスタッフに合わせなければなりません。その後、微細な調節をして照準を行います。簡単そうに思えますよね?実際のところ、この作業を何千回も行ってきた熟練した測量士にとっては、これはルーチン作業です。