Leica iCON iCT30 – 建設墨出しツール
生産性を向上させる自動墨出し
建築プロジェクトはますます複雑さを増し、建築業界におけるデジタル化とBIMへの流れが高まる中、デジタルで墨出しをおこなう手法およびプロセスが非常に重要になっています。従来のアナログ的な測定方法から、デジタル化された最新の墨出し技術への移行を実現するために、当社では、自動化されたデジタル墨出し技術をあらゆる建築現場で容易な操作で使用可能にする建築用墨出し機器 Leica iCON iCT30 を開発しました。
iCON iCT30は:- 従来のアナログな墨出し方法からデジタル化された最新の墨出し方法へ簡単に移行
- iCON iCT30 はワンマンで操作が完結するため作業の生産性が向上
- さまざまな基礎部分、構造物、建物外部で墨出し線引きが可能
- 建屋の乾式壁や断熱材を設置するための墨出し
- 空調設備の設置位置、配管工事、板金加工用の挿入・切り込みのための MEP(機械・電気・配管)要素の 芯出し・墨出し
- 床または天井への全自動化された墨出しルーチンおよび配管の貫通孔のための墨出し線引き
最大 80 メートルの測定距離と 9" の測角精度を持つ iCT30 は、芯出しや墨出し用途における大部分の要件を満たせます。芯出し作業を遅延する視線の中断や混雑した状況などを心配する必要はありません。iCT30 は、困難な現場の状態にも対応できるよう、特別な耐久性を備えています。
iCON iCT30 - デジタルレイアウト
建築作業用途を前提に開発設計
Leica iCON build フィールドソフトウェアは、建築業務で使用することを想定し、特別に設計されています。このソフトウェアにより、レンダリング処理済みのIFC 形式のモデルを使えるようになるため、オペレーターは現場でモデルを容易に直接活用して作業をおこなえます。このモーター化された墨出しツールによって、HVACやMEP設置などの複雑な墨出しを、容易に行えるようになります。
最大の稼働時間
一日により多くの点を墨出し・測定できます。iCT30 は、外部からの反射による妨害リスクを排除し、建築現場で墨出しをおこなうための優れたプリズムロック機能を特長としています。プリズムをロストした時、オートサーチ機能が自動的に検索してプリズムを見つけるため、手作業で検索を開始する手間が省けます。内蔵された望遠鏡により、ノンプリ墨出し作業と特定の場所への照準が容易に行えるため、作業スピードが向上します。
ワンマン・オペレーション
ロボティック建設レイアウトツール iCT30 を使用すると、レイアウトタスクを実行するのに必要なのは1人だけです。使いやすいハードウェアとソフトウェアにより、経験レベルに関係なく、現場の全作業員がレイアウトできます。
Leica iCON iCT30 の機能
- 4 ボタン・キーボードで操作がシンプル
- オートサーチ機能によるプリズムサーチ
- 建築・建設用墨出し機器としてもっとも安定したロックオンプリズム機能
- レンダリング処理されたIFC 形式のモデルをシームレスに使用できる、カスタマイズされた iCON build ソフトウェア
- より簡単に照準を行える望遠鏡