測量業界における200年の当社の歴史
測量業界の開拓者と先駆者としての当社の歩み
ライカジオシステムズの始まりは、1819年にケルン社が設立されたほぼ200年前にさかのぼります。その約100年以上後に、スイスのヘルブルグの何もない小さな織物工場の中で、ハインリッヒ・ウィルドは、世界初のポータブル光学機械経緯儀「T2」の開発を行っていました。現代の測量機器は、この装置がベースとなって造られています。その数年後に、まだスタートアップ企業だったWild Heerbrugg社は、世界初の航空写真カメラのC2と、世界初のアナログ写真測量プロッターのB2を発表しました。過去2世紀以上にわたり当社は、様々な形で、測量技術において世界初となる革新を起こすことにより成長してきました。起業家としての鋭い嗅覚、品質に対する情熱、革新に対する飽くなき追求心を合わせ持ったハインリッヒ・ウィルドのビジョンは、二世紀を経た今もなお生き続けています。
2021
「Heinrich Wild, Werkstätte für Feinmechanik und Optik」は、100年前にヘルブルグで設立されました。 一世紀のうちに同社はLeica Geosystemsに進化し、現在はグローバル企業のHexagonグループの一部となっています。 これらの企業は継続して革新する企業で、1921年と同じように2021年になっても、精度と時代を先取りすることに大きな情熱を持ちづづけています。
2019
スイス200年の測量の歴史を祝うために、アーラウ市立博物館が「Kernexakt200!」展を開催しました。 1819年(ちょうど200年前)に、ヤコブ・カーンはアーラウ市に測定機器の工場を設立し、会社の歴史の基礎を築き上げました。
2016
Leica Geosystemsは、新たなBLK製品シリーズの初の製品であるLeica BLK360を発表しました。これは、非常に革新的なワンボタン操作によるイメージングスキャナーです。
2013
搭載車両の種類を問わない市場初のモバイルマッピングソリューションとしてLeica Pegasus:Oneを発表しました。
2010
Leica myWorldカスタマーポータルは、お客様が製品情報、サポート用ツール、およびトレーニングにオンラインでアクセスできるようにするために導入されました。
2005
スウェーデンのHexagon AB社に買収され、新しい時代の幕開け。 Kern、Wild、Leica Geosystemsの革新的な力は、今日のHexagon社の世界を形作っています。
2000
スイス証券取引所でLeica Geosystems(LGSN)を株式公開。 米国のCyra Technologies Inc.社を買収し、高精細3Dスキャナーの時代が始まりました。
1997
Leica グループをLeica Microsystems社とLeica Geosystems社に分割し、 ハンス・ヘスがLeica Geosystemsの社長に就任しました。
1994
Magnavox社からの民間GPS事業を買収し、会社初のGPS製品であるSystem 200を市場に提供しました。
1991
デジタル化は急速に進み、世界初のデジタルレベル WILD NA2000が、3月にデンバーで開催された米国で最も重要な測量イベントでセンセーションを巻き起こし、 フォトニクスイノベーション賞を受賞しました。
1990
WILD-Leitz社はCambridge Instruments社と合併し、Leicaグループになりました。
1988
Kern & Co. AG社は、WILD-Leitzグループに買収されました。
1986
Leitz Wetzlar社(ライカカメラ事業を含む)を買収し、1986年12月17日にWild Leitz グループ会社の設立を発表しました。
1985
米国のMagnavox社と提携し、初の測量用GPS受信機、WILD WM101を発売しました。
1980
カーンは、DSR1ステレオプロッターとGP1プロッターを使用した解析写真測量において画期的な進歩を遂げました。
1977
Kern E2から始まった電子セオドライトの市場提供は、デジタル化と自動化に向けた大きな一歩でした。 液体を封入した気泡管は、今日使用されている傾斜センサーの基礎を形成しました。
1969
«ヒューストンへ、トランクィリティ基地から報告します。イーグルが上陸しました»。 最初の月面着陸は、カーンが開発および製造したレンズを搭載したカメラで撮影されました。
1968
初の赤外線距離計 DISTOMAT DI10(WILD社とフランスのSercel社によって開発)は、史上初の近距離計として測量技術に革命をもたらしました。 最大1,000mの距離をセンチメートルの精度で測定できました。
1964
10万個目のウィルド製セオドライトがヘルブルグで校正され、地球上のどこでも使用できるように出荷されました。
1959
カーンは、世界最速の光透過率を備えたSwitar-Objective 1:1,6、f = 10mmを発売しました。 これは、光学における重要なマイルストーンで、NASAのアポロ計画を成功に導くための足掛かりとなりました。
1947
新たに開発したダブルサークルのセルフリデュース・タキメーター DK-RTは、スイスで何十年にもわたって土地の登記測量を行うための標準的な機器となりました。
1932
写真測量測量に使用が可能なWILD C12ステレオメトリックカメラの販売を開始しました。世界中の多くの警察組織が何十年もにわたってこのような機器を使用していました。
1927
飛行機の急速な革新は、航空カメラの使用が可能になることを意味しています。 ハインリヒ・ウィルドは、C2航空カメラで使用可能なレンズを新たに開発しました。
1926
最初の二つのオートグラフA2は、ウィルド製フォトセオドライトと一緒にAmtfür Landestopografieに提供されました。
1923
ハインリヒ・ウィルドは、市場初のセオドライトT2で測量業界に革命をもたらしました。
1921
1921年4月26日、スイスのヘルブルグでWild Heerbrugg社が設立されました。
1904
1904年モデルの精度の評価は、地形学部門のエンジニアであったハインリヒ・ウィルドが作成した報告書に基づいて実施されました。
1851
ヤコブ・カーンが製造した製品の品質が評価され、ロンドンで開催された万国博覧会で表彰されました。
1835
12インチのセオドライトであるBordaサークルをデュフール将軍に提供。本製品は、スイスのデュフール図を作成する上で不可欠な機器でした。
1819
スイスのアーラウに«MechanicalWorkshop Jacob Kern社»を設立。 ヤコブ・カーンは当初、製図用の機器を製造しており、1900年まで、これらの機器はKern社において主要製品でした。さらにこれらの機器は、技術と品質規準において世界標準になりました。
http://www.wild-heerbrugg.com