従来のRTKを超える製品寿命:衛星に基づいたPPP
Leica SmartLink と SmartLink Fill GNSS補正サービス
測量士の多くが、基準局ネットワークがない状況に遭遇しています。こうした場合、どう対応すればよいのでしょうか。その答えは精密単独測位(PPP)です。
ライカジオシステムズの GNSS技術の基礎は、RTKplus と SmartLink です - これらは PPP ソリューションで、従来の RTK を補完するものです。Leica Viva GS16 のようなセルフラーニング機能搭載GNSSセンサーを使用することで、センサーを確実に優勢な条件に適応させることができます。最も適切な衛星からの信号を使用し、利用可能な最良の位置を自動的に提供します。
RTKテクノロジーのGNSSインフラによ、精確で効率的な測位を可能にしますが、理論的な課題も抱えています。以下注意: 衛星に加えてRTKは、固定衛星網ネットワークとサービス、または当社の固定局、携帯ネットワークサービス、または無線交信機器の使用も必要とします。
携帯電話サービスの電波が弱かったり、利用不可能な場所では、何回測定を行なう必要があるでしょうか?または、衛星の数が増え続けているにもかかわらず、現場ではさらに衛星の数が必要となるのでしょうか?これは以前から続く問題です。技術上の問題により、人材不足あるいは財政上の理由から、一時的あるいはより長い期間にわたりネットワーク・サービスが利用できない、または品質が低下することがあります。基準局ネットワークが全くない場所で測定を行なう場合、どんなことが起きるのでしょうか?
これらの質問は一般的な状況では恐らく日常的に発生するものではありません。しかしそれらが頻繁に生じている場合は、ユーザーに競争上の優位性を提供できます。
PPPの技術は絶えず発展し、このような問題の補助的な解決策を提供します。ライカジオシステムズの場合は、SmartLinkとSmartLinkフィルサービスを提供いたします。
SmartLinkとは何ですか?
SmartLinkは、データが衛星から送信されるGNSS補正サービスです。
この場合の測位の品質は次のとおりです:
当然、上記の状況は、補助衛星が目に見えることが前提となります。
SmartLinkとは何ですか?
SmartLink fillも、データが衛星によって送信される場合のGNSS補正サービスですが、RTKが中断している場合でも、10分以内であればセンチメートル単位の精度で位置を保持し、サービスを継続することができます。
測位品質は次のとおりです:
もちろんRTKの補正情報が10分以内に返ってきて受信できた場合は、再びRTKの精度に期待することができます。当然、上記の状況は、補助衛星が目に見えることが前提となります。
ユーザーにとってのこのサービスの利点は何ですか。
- 基準点のネットワークがない遠隔地、つまりRTKネットワーク・サービスがない場所で測定を行う場合はありますか?さらに、長く多額の予算を費やした後処理により、自前でネットワークを作成する可能性はないのでしょうか?SmartLinkでは、30分以内に±3 cm 2Dの精度で測量を始めることができます。
- 携帯電波による妨害でRTK補正が行われる現場で働いていますか。これらのことにもかかわらず、一定時間中に作業を停止せず、RTK補正なしで、センチメートル単位の精度レベルで作業を続けたいですか?SmartLink がその答えとなるソリューションです。
- RTK 補正がある場所でも、一時的に利用できないときはありませんか?これらのことにもかかわらず、一時的に(およそ10分間)作業を停止せず、RTK補正なしで、センチメートル単位の精度レベルで作業を続けたいときはありませんか?SmartLink Fill がその解決策です。
SmartLinkサービスに関しての詳細は最寄り地域の当社の担当者にお問い合わせください。
Laszlo Gombas
Regional Manager, Central-Eastern Europe
General Manager, Hungary