コンクリートスキャナー C-Thrue
2種類のアンテナで配筋探査、鉄筋かぶり厚さ、空洞などすべてを明らかに
C-Thrueコンクリートスキャナーは、独自のオートポジショニング機能、2種類の偏波アンテナ、電源検知用のEMセンサなど必要な機能を標準で詰め込んだ高機能コンクリートスキャナーです。コンクリート構造物の鉄筋のかぶり厚さ、配筋探査、配管、空洞、などコンクリート探査することができます。
電磁波レーダーでは非金属は金属と比べて反射が弱いため、1段目に間隔の狭い鉄筋やメッシュなどで反射が強く表れた場合、その下にある非金属管や空洞などはほとんどわからないことがあります。そのような場合は、1段目を透過する垂直アンテナの波形で確認することができます。さらに、コンクリート厚もはっきりと確認できます。C-Thrueは水平、垂直のアンテナで同時に2種類の測定を行い見逃しません。
機能と特長:
- 2種類の偏波アンテナで構造物の奥まで探知 水平・垂直の2種類のアンテナを備え、メッシュの下の電源管、空洞などでもしっかり検知
- オートポジショニング機能で方眼紙なしで高精度グリッドスキャン 専用のポジショニングバーを使い、本体からレーザーでバーまでの位置を測定するため、方眼紙がなくても高精度のグリッド測定ができます。あと施工アンカーやコア抜き位置出しにも最適。
- 用途に合わせたグリッドスキャン グリッド間隔を5㎝~20㎝に設定可能。配筋探査なら20㎝間隔で素早く行い、空洞調査などの精密探査は5㎝間隔でしっかり行うことができます。
- 2画面表示対応マルチタッチ・ディスプレイ 大画面のスクリーンは、1画面・2画面表示ができます。2つの波形図だけでなく、合成断層画像と波形図を一緒に表示して、それぞれの位置を確認できます。
- 内蔵のEMセンサで商用電源を検知 EMセンサ(50/60Hz)を搭載し、商用電源の活線を超えると波形上に表示されます。
- 探査目的に合わせたスキャン密度 3スキャン/cmから最大8スキャン/cmまでの高密度のスキャンを行うことができます。空洞など精細なコンクリート探査が行えます。
- テレスコープポールとリモートデスクトップで効率的な作業 オプションのテレスコープポールを使うと、高い場所や低い場所も無理なく測定できます。また、リモートデスクトップソフトウェアでタブレットPCにC-Thrueと同じ画面を表示することや操作もできます。