桜島火山観測
1960年(昭和35年)12月、日本最大規模の活火山である桜島に桜島火山観測所が設置され、地震観測と地盤変動観測に重点を置いて観測を実施しています。1994年(平成6年)春、ライカジオシステムズ社製の2周波GPS受信機 SR299E を霧島火山帯、および桜島にそれぞれ9機、計18機設置し、同年8月よりGPSネットワーク観測を開始しました。
2005年(平成17年)にGPSネットワークシステムの見直しが行われ、最新の受信機と解析ソフトの刷新が実施されました。システム自体のアップグレードにより位置精度、信頼性、効率が向上しました。
・最新型GNSS受信機の採用によるGPS+GLONASS受信可能なGNSSネットワークシステム
・解析ソフトに最新のライカジオシステムズ社製「Leica GNSS Spider」を採用
GNSSネットワークシステム構成イメージ
観測点の設置状況
ある観測点を基準として過去1年間の斜距離の変位をグラフ化したもの
現在も桜島における火山観測は継続しています。
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